その10.民間療法とエビデンス@

よく 『ガンに効く』なんてサブタイトルがついた本やパンフレットで紹介されている様々なサプリメントですが、
これを病院の医師に話してみると
 「効かないよ」 と いわれます。

えぇ〜?! だって ○○さんの親戚もこのサプリで治ったって話してたのに...。

って思う人もいるかもしれませんが...、現在のガイダンスで示されている治療は西洋医学。
この治療方針の考え方は エビデンス というものを ベースに考えています。

エビデンスとは...簡単に言っちゃうと、薬の効き目を実験した結果の統計をまとめたデータのことです。

たとえば、
AAAという抗がん剤は、 Gさんには効いた。でもHさんには効かない。
じゃあ、100人の患者の治療に使ってみて、何人の人に効くのか? ということを調べます。

ガン治療の場合、複数年にわたって、その患者の傾向を観察するので、AAAという抗がん剤を使った100人と、使わなかった100人を比べて、3年後に再発や転移が起きた患者はそれぞれ何人だろう? 5年経ってまだ健康に生活しているのは何人だろう? ってな感じでずーっと観察していきます。
そうして、AAAを使った患者と使わなかった患者を比べて5年後も再発や転移もなく元気でいる人の割合を比べて、「AAAが効く/効かない」ってな事になるわけです。

この、最終的な結果のデータをエビデンスといいます。

医師は、「効く」という結果をもたらしたエビデンスしか 「薬が効く」とは いいません。
抗がん剤などの医薬品は、薬品メーカーや、それに協力する大学病院の先生なんかが ちゃんと臨床試験の結果を整理してエビデンスにまとめています。
厚生省に認可を得るためにも、エビデンスが必要になります。

だから、医師に サプリメントを使いたいと話をしても 「効かないよ」 といわれちゃうんですね。
この記事へのコメント
ご紹介させていただきました
Posted by 無料 at 2008年01月24日 17:03
押し後残します
Posted by 人妻 at 2008年01月26日 15:35
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